土木部門 YOSHIAKI NAGURA


名倉 美明

学生時代の専攻:工学部土木工学科
入社年:2005年

技術革新の最先端で、
地図と歴史に残る仕事に挑む。

入社動機

父の背中とふるさとへの想い。
その接点が藤野建設だった。

父親が土木関係で、漠然と土木の仕事のスケール感や後世に残る仕事という魅力を感じて育ってきました。土木関係の学校に進んだのも、何となくこの仕事を天職のように考えていたのかもしれません。
藤野建設に注目したのは、地元に貢献できる会社であること。大学は県外だったのですが、いったん離れることで地元への愛着を再確認したことも大きかったですね。
ただ、当時「現場監理」や「現場監督」という仕事について、ちゃんと理解していたかは怪しいです。藤野建設の現場や社員の人柄を見て、単純にここで仕事がしたいなと感じたことが、入社を決めた一番の理由だったように思います。

現在の仕事

現場監督は“支店長”。
あらゆる視点で
工事の完成を目指す。

現在は、天竜区で進んでいる国道152号線バイパス道路の、築造工事の現場監理を担当しています。ここで言う築造工事とは、山を切り開いて新しく道路を通すための土台づくり。土地形状に高低差があるため「テールアルメ工法」という工法で10m以上の壁を造り、その上に道路を通せるように造成していきます。この工法は私にとって初めてなので、図面を見て勉強し、現場を進めてまた勉強し、の毎日です。
入社前はあいまいだった「現場監督」ですが、今は支店長のような存在だと考えています。安全かつ期日通りに工事を完了するため、現場の安全管理、段取り、出来形(図面通りにできているか)や品質、予算、工程を日々管理する仕事です。天候不順で工事に影響が出たり、昨今だと新型コロナ対策を求められたりと現場ではさまざまなことが起こりますが、何があっても現場で働くスタッフに不安を感じさせないよう、柔軟で機敏な対応を心掛けています。

仕事のやりがい

「地図を書き替える!」
仕事でかなった高校時代の夢。

手掛けた仕事は、どれもやりがいがあり思い出深いものですが、中でも心に残っているのが、入社2年目で手掛けた宅地と道路を新設する工事と、今から3年ほど前に担当した橋台(橋の基礎)工事です。なぜかというと、実は私は高校時代、友人たちに「将来は、道路やでっかい橋を造って地図を書き替える!」という夢を語ったことがあったからです。ここだけの話、完成した時にはこっそり泣きましたね(笑)。もちろん、将来はもっと大きな道路、もっと大きな橋に挑戦したいという思いはありますが、今のところは高校時代の夢がかなったこの2つの工事が、一番印象深いですね。

これから目指したいこと

「ICT施工の藤野建設」を、
最前線で支えていく。

ICTを駆使した工事(i-コンストラクション)が増えています。当社もいち早く情報化施工に取り組み、マシンガイダンス&コントロール重機を用いて工事を行ってきました。もちろん、現在進めている国道152号バイパスの工事でもICT施工を取り入れています。
施工技術の進歩は日進月歩で、この業界に身を置いていても、気を抜くと置いていかれそうになるほど。藤野建設は地元ではICT施工で先を行く会社だと自負していますので、その強みをさらに補強すべく、新しいことに挑戦する姿勢を持ち続けていきたいですね。